練習日記📖210214
- ぺちこ
- 2021年2月20日
- 読了時間: 4分
2021年02月14日(日)
バレンタインですね♡
あったかくなってきて
(というより週末だけあったかく)
今年初めて冷房をいれました!
今日は
・ストラットフォード組曲
・ザ・ウィンド・ライズ
・ハンガリー狂詩曲第2番
・クレイジー・フォー・ユー・メドレー
を合奏しました♬
演奏しがいのある曲が多いです👀
先日、ストラットフォード組曲の第1楽章を
ご紹介したので(1楽章の紹介はコチラ)
本日は第2・3楽章を紹介したいと
思います♪
・第2楽章
ヘレネの樫の仮面
この楽章はシェイクスピアの喜劇
『ウィンザーの陽気な女房たち』
がイメージされた楽章です。
ロミオとジュリエットやリア王に
比べるとちょっと聞きなじみのない
戯曲(劇の台本)かもしれませんね。
この劇は太っちょ騎士の
フォルスタッフが主人公で
イングランドの中級階級の暮らしを
扱っています。
ウィンザーとはイングランドの
バークシャーという町にある
ウィンザー城のことで、
その中の暮らしを題材にしている
とも言われていますが諸説あり
詳しいことはわかっていません。
シェイクスピアの作品の中で
唯一の現代劇とも言われており
たびたびオペラとしても
楽しまれている作品です。
では第2楽章のタイトルの
ヘレネの樫の仮面とは何か?
実はヘレネというのは
この劇の登場人物ではなく
古代ギリシア(※諸説あり)で
信仰された木の信仰に関わる
女神の名前で、シェイクスピアの
劇中にはよく出てきます🗽
樹木崇拝に関わる女神ということで
そしてウィンザーの国立公園には
「ヘレネの樫(Herne's oak)」という
名前の樫の木が実在します🌳
主人公のフォルスタッフは
劇中で狩人ハーンの恰好をして
(仮面をつけて)ウィンザーの森の
オークの木(ヘレネの樫の木)の下で
待ち伏せをするシーンがあり
そこで物語が大きく動きます。
※どう動くのかは知らないほうが
楽しめるので、このブログを
読んで気になった方は、
ぜひご覧になってください👀
ということで第2楽章はウィンザー城
の中の暮らしや、物語の佳境を迎える
シーンがイメージされており、
快活なメロディーからは
シェイクスピアらしい喜劇の
雰囲気を感じ取ることができます。
・第3楽章
ロザリンドに捧げる歌
この楽章は『お気に召すまま』の
シーンがイメージされています。
主に木管楽器、コントラバス、
打楽器により演奏される楽章で、
他の楽章に比べて
静かな優しさに満ちています♡
ロザリンドとは劇中に登場する
前公爵の娘の名前であり、
彼女の人柄や、舞台となる田園の
美しい情景が想像される曲です。
シェイクスピア自身が
トマス・ロッジ作『ロザリンド』を
材料に執筆したのではないか
と言われている戯曲で、
こちらも喜劇です。
『お気に召すまま』自体は
日本でも何度か上演されているので
聞いたことがある人も
いるのではないでしょうか。
直近では2019年に
東京芸術劇場で
女優の満島ひかりさんが
ロザリンド役を務め、
俳優の坂口健太郎さんが
その相手役を務めて
上演されています👏
ロザリンドに捧げる歌と
銘打たれているように、
これは主人公のオーランドが
想いを寄せる相手のロザリンドに
告白をするシーンが
イメージされています。
喜劇ですので実はこの告白には
大きな秘密が隠されています。
こちらも知らないほうが
より楽しめると思いますので
気になった方はぜひ
ご覧になってくださいね👀
ちょっと中の人の都合で
専門的にもなってしまったんですが
シェイクスピアの作品は
有名な四大悲劇以外にも
たくさん名作がありますので
ストラットフォード組曲に
出てくる戯曲について
「気になる!」と思った方、
本作と曲とどちらも
楽しんでいただけたら!と
思います✨
楽章が分かれていて、
少人数で演奏する部分も
他の曲に比べてたくさんあるので
各パートそれぞれ
工夫が必要だと思いますが
演奏者のみなさんは
ストーリーがある曲ですので
イメージしやすいかと思います👀
より良い演奏をお届けできるよう
目下練習中です🎷✨

今週はブログ更新が
遅くなってしまって
申し訳なかったです💦
明日もまた新型コロナウィルスに
気をつけつつ練習頑張ります💪
2021年3月21日(日)に
やまと郡山城ホールで
第27回定期演奏会を開催します👏
みなさんマスクをしっかりして
ぜひご来場ください♬
新型コロナウィルス感染拡大に伴い
演奏会の中止、延期などが
生じた場合は当ホームページ
および各種SNSにて
通知いたしますので
前日に必ずご確認ください!

あら、また動画撮ってますね🎥
本日は撮影者(兼 編集者)の
妹ちゃんも一緒です✨
動画はコチラから👆
それではまた来週👋
2021.02.20.SAT
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